こちらのページでは、「人材紹介」「人材派遣」「紹介予定派遣」について解説します。

＜人材紹介とは＞
人材紹介とは、厚生労働大臣の認可を受けた職業紹介事業者（人材会社）が、職業を紹介するサービスです。求職者が紹介会社のサービスに登録すると、専任のキャリアコンサルタントがつき、相談しながら応募先を決めることができます。
ちなみにキャリアコンサルタントとは、仕事を探す際、1人1人にあったアドバイスをしてくれる専門家のことです。
人材紹介では、直接雇用契約を結ぶものであれば可能なため、正社員はもちろんパートでのお仕事も紹介可能です。

＜人材派遣とは＞
人材派遣とは労働者派遣法によって定められており、派遣が可能な業務や機関などが決められております。正社員やパートとの大きな違いは、雇用契約を結ぶ会社と働く会社が異なることです。そのため、給与や保険関係は全て雇用契約を結ぶ派遣会社が行います。ですので、派遣会社のスタッフとして派遣先の会社に勤務するということになります。
さらに、派遣という働き方は大きく分けて「登録型」と「常用型」の２種類があります。
「登録型派遣」においては、派遣スタッフと派遣会社との雇用関係は就業先が決まった時点で初めて発生し派遣契約の結ばれている期間のみ成立します。「登録型派遣」が仕事のある時だけ派遣会社と派遣労働者との間に雇用契約を結ぶのに対して、「常用型派遣」とは、派遣会社が常時雇用する派遣労働者を就業先へ派遣することを指し、派遣期間が終了しても派遣会社との雇用関係は継続します。派遣会社の正社員（契約社員）として働くので安定した雇用形態であるのが特徴です。
また労働者派遣法の改定により3年間以上同じ事業所での勤務はできなくなりました。
尚、「登録型派遣」でも、5年以上同じ派遣会社で就業すると派遣会社に無期雇用（常用型）を申し込むことも可能になります。

＜紹介予定派遣とは＞
紹介予定派遣とは、正社員などとして直接雇用することを前提に一定期間（多くは2～3か月、最大6か月）派遣スタッフとして就業するシステムです。
はじめは派遣スタッフとして働き、その施設が自分と本当に合うのかが見極められるため、就業へのミスマッチを起こしにくくします。また、この派遣の期間は試用期間のようなもののため、直接雇用への切り替えの際には派遣スタッフ側だけでなく施設側からの同意が必要となります。