今と違う環境で働いてみたい。同じ仕事を続けていればそう考えることも当然あるでしょう。
その際には求人を探していくのはもちろん、就業中であれば退職をする必要があります。
今回から転職の流れを何回かに分けて説明します。
<自分の意思を固める>
まずは、自分の意思を固めることが大事になってきます。自分の意思が固まっていないと、会社から引き止めにあった際に気持ちが揺らいでしまうことがあります。結果的に残ることになった場合も一度退職の話を切り出してしまったあとですので、気まずい状況にもなりますし、その後の昇進や昇給にも影響してくる可能性があります。
<退職意思の表示>
退職意思は最初に直属の上司に口頭で伝えます。同僚や先輩部下、外部などにも混乱がないよう、正式に広報されるまでは退職を口にするのはなるべく避けた方がいいでしょう。
☆引き留めがあった場合☆
介護業界は人手不足の現場も多いかと思います。そのため退職の引き止めにあう場合も少なくはないのではないでしょうか。ここでは引き止めにあった場合の上手な断り方の例を挙げてお伝えできればと思います。
一つ目は「いなくなられると困る」や「利用者があなたを頼りにしている」などと情に訴えかけるパターンです。
この場合の断り方としては、「次の職場が決まっており、そこで挑戦したいことがある」などと退職の意思が固いことを伝えるような説明をしましょう。
二つ目は「給与を上げる」や「勤務時間や休日について融通をきかせる」など魅力的な提案をしてくるパターンです。
この場合も「熟慮の結果なので」と退職の意思は変わらないことをはっきり伝えることが大事です。
三つ目は退職の意思を上司に伝えたても多忙などの理由で上に話を通さないパターンです。
この場合は、上司が手の空く時間に「先日ご相談した件はどうなりましたか」と何日かごとに催促しましょう。それでも話を通してくれない場合は自分から上司の上の方に退職意思を伝えると仄めかすのも手段の一つです。
四つ目は「後任が見つかるまで待ってほしい」などといわれるパターンです。
後任が見つからないから辞められないという事はありません。ただし引継は退職者がする仕事ですので、「引継資料を作成します」などと誠意を見せ、形で残すことも大切です。
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